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長びく痛風発作
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「痛風の痛みが長々と治らず、薬が手放せません」

 

これはね。
難しい問題です。

 

 

“痛風の痛みが長びいている”→ → →

 

これは痛風になってから長い年月が経過している、
ということを意味しています。
つまり、尿酸値が高いまま、何年、あるいは何十年と経過するうちに
体内に結晶化した尿酸の量が増えている、多い、ということです。

 

尿酸結晶が体内に蓄積していない人には、痛風発作は起こりません。
痛風が発症する人は、大なり小なり、尿酸結晶が蓄積している人です。

 

それに、痛風発作というのは、腫れて痛いだけではなく、
痛風発作が発症した箇所の炎症による発熱で、
その内部の尿酸結晶を少しでも溶かして小さくさせよう、という
自浄作用のような働きがあるのです。

 

痛風発作が、必ず、いつか終息するのは、
たくさんあった尿酸結晶が少しずつ、
痛風発作の発熱によって、溶けて小さくなってきたから。

 

痛いだけ、ツライだけで、ただただ酷い目に遭っている感の強い
痛風発作ですが、実は(体にとっては)防御作用のような働きもある、
ということ。

 

痛風発作ナシで、尿酸値もかなり高いまま、何十年も経過してくると、
いつか尿酸結晶の塊が皮膚を突き破ってくる可能性もありますからね。
(いわゆる、痛風結節のこと)

 

 

 

“薬が手放せません”→ → →

 

痛いので、当然です。
こんなに痛いと、何もできません。
眠れません。
歩けません。
仕事に行けません。
っていうか、トイレにも行けません。

 

ですが、痛み止めの薬を飲めば、少し痛みは緩和します。
嘘のように痛みが消えれば嬉しいのですが、
市販されているような痛み止めで、痛みが完全に消失することは
ないと思われます。

 

それでも、少しでも痛みが緩和するだけでも良し、としなければ。

 

 

 

で・・・・
どうすりゃいいのか。

 

 

長びく通風

 

 

 

痛風発作は、あんなにも痛いものですが、
痛いから「痛み止めの薬を飲みます」
実は、これが・・・落とし穴なんです。

 

落とし穴?

 

痛風発作を長びかせている理由の一つが
「痛み止めを飲み続けていること」なんです。

 

 

だから、なかなか痛風が終わらない。

 

 

これは、どういうことか。

 

 

 

痛み止めの薬として、たぶん、もっとも有名なのは、
ロキソニンだと思います。
市販もされていますしね(ロキソニンS)。
とってもメジャーな国民薬です。

 

ところが、ロキソニンのような痛み止めの薬には、
炎症を抑えて痛みを緩和してくれる、ありがたい効果の他に
「血管を収縮させる」という効果(?)もあるのです。

 

“血管を収縮”って、どういうことか、わかりますか。

 

血管の通り道が狭くなって、血液が通りにくくなる、
つまり、血流が悪くなる、ということです。

 

 

どうも、ピンと来ないかもしれませんが・・

 

血流が悪くなる、ということは、腎臓への血液供給も減る、ということです。

 

腎臓は、血液から尿を作り出す臓器なので、
原材料が減ると、作り出す製品も減る、ということ。

 

尿酸値の高い人は、できるだけ、体外に尿酸を排出させて
血液中の尿酸を減らして(血中尿酸濃度を下げて)
尿酸値を少しでも下げたいなんです。

 

それには、尿を多く出して、尿酸を排出したいのです。
尿酸の排泄方法の最大のものは、尿なんです。
尿に溶けて、尿と一緒に体外に排泄されるのが尿酸なんです。
(尿以外には、便もありますが、尿ほど多くありません)

 

だから、「痛風なら水を飲みましょうね」と
よく言われるのは、尿量を確保するためなんですね。
尿量確保、というのは、たくさん尿を出して、たくさん尿酸を
排出しましょう、という意味なのです。

 

ところが、痛み止めの薬の副作用(?)によって、
腎臓への血液の供給が減少してしまうと、尿量も減る、ということ。

 

尿量が減ると、尿酸の排泄が減って、尿酸が
血液中に溢れてしまう、と。
つまり、尿酸値が高くなる、ということです。

 

 

 

それから、
“血管を収縮”→血管の通り道が狭くなる→「高血圧になる」のです。

 

血管が狭い、ということは、血液を体の隅々の細胞まで
送り届けるために、狭い通り道を「強い圧力」でポンプのように
送り出さなきゃならない(心臓の仕事)。

 

 

で、血圧が高くなる。

 

具体的にはね・・・
個人差があるので一概に言えないですが、
ロキソニンを1日1錠飲んで、1ヶ月間、毎日飲み続けると、
血圧が「20〜30」くらい上がるようです。

 

これ、上の「血圧」の話です。
下の「血圧」も多少、上がるでしょうね。

 

でね。
ロキソニンを止めるでしょ。

 

なんで止めたか、というと、痛風発作が治まったから。

 

 

すると、血圧も下がるのです。
っていうか、元の血圧の水準に戻った、というか。

 

つまり、ロキソニンを飲んでいた間、
血圧が高くなっていたのですよ。

 

で、やめたら、元に戻る。

 

 

 

痛みを緩和してくれて、ホントにありがたい限りの
ロキソニンですが、実は、こっそりと副作用があったんですね。

 

 

 

通風 痛み止め

 

 

 

でね。
よく、市販されている痛風の本に書いてある、
痛風発作になったときの対処法は、以下。

 

 

痛風発作が起こったら・・・

○「安静にしている」
○「風呂は入らない」
○「腫れているところを冷やす」
○「足を上げて寝る」
○「なるべく仕事は休む」
○「病院へ行く」
○「飲酒は止める」
○「痛み止めの薬を飲む」

・・・こんな感じのことが書かれているようです。
で、もちろん、正解です。

 

正解では あるのですが・・・

 

 

 

●「安静にしている」→
人間、動き回ることで血流が良くなるので、
“安静にしている”ことによって、
必要以上に血流が良くなることはなく、
比較的、痛風発作が悪化しにくい。

 

だから、痛風のときは安静にしているのがセオリー。

 

ところが、動き回らないことで
痛風発作は酷くならないが、痛風発作の患部の発熱で
溜まっている尿酸結晶を溶かす作用を促進することもないので、
尿酸結晶は、なかなか溶けて小さくならない。
よって、「安静にしている」と痛風が長引く。
なかなか、回復しない。

 

 

 

●「風呂は入らない」→
痛風発作のときは、風呂に入らない、というのが一般的ですが、
これは入浴そのものをしない、という意味ではなく、
湯船が長く温まらない、という意味なんです。
つまり、シャワーで汗を流す、とかでしたら、OKということ。

 

なんで、長湯で温まるのが痛風発作のときは駄目なのか、
というと、これも血行、血流の問題。

 

長湯で体が温まると血行が良くなるので、
白血球の活動も活発化して、体の大掃除が促進される。
つまり、白血球が尿酸結晶の、剥がれ落ちた欠片を攻撃するのも
促されるので、痛風が“より酷くなる”。

 

痛風発作が酷くなるということは、痛みも腫れも悪化するので、
お風呂は止めておいたほうがいいですよ、という話。

 

しかしながら、お風呂に入ると血行が促進されて、
痛風が悪化して尿酸結晶を溶かす速度も促進されるので、
早く痛風発作が治まる傾向があります。

 

 

 

●「腫れているところを冷やす」→
炎症は、冷やして対処するのが一般的です。
燃えてるモノには、水をかけろ、という感じ。

 

腫れている患部を氷で冷やすとか、冷湿布を貼るとか。

 

炎症は緩和されて、痛みも腫れも和らぎますが、
尿酸結晶を熱で溶かして小さくさせよう、という働きを
弱めますので、いつまでたっても、尿酸結晶は小さくなっていかない。
よって、痛風が長びく、ということ。

 

 

 

●「足を上げて寝る」→
痛風は痛くて、夜もロクロク眠れませんが、
寝るとき、痛い足の下に座布団などを敷いて
足の位置を高くして眠ることによって、
(ほんの少しだけ)痛みを緩和することができます。

 

これは心臓よりも足を高い位置に置く、ことによって、
足への血流を阻害(?)する、ということ。

 

 

 

●「なるべく仕事は休む」→
動き回れば、安静にしているよりも
痛風発作の痛みは酷くなる、ということ。

 

 

 

●「病院へ行く」→
病院へ以前に、そもそも、足が痛くて歩けませんが、
痛風は足に出るとも限らないので、歩ける人は
病院に行けば、痛み止めの薬など、処方してもらえると
思います。
冷湿布とか、薬局で購入すると高いですしね。

 

 

●「飲酒は止める」→
アルコール飲料は、体内でアルコール成分を分解するときに
尿酸が生成されますので、尿酸値が上がります。
ある程度、痛風の痛みや腫れが治まってくるまで、
お酒やビールは我慢した方が無難です。

 

 

 

●「痛み止めの薬を飲む」→
これが一番の痛風発作対策、痛風発作の対処法。

 

痛み止めがなければ、眠れません。
歩けません。
仕事できません。
トイレも行けません。

 

 

 

ですが、この痛み止めの薬こそが、

 

「痛風発作の治りを遅くしている」のです。

 

痛風が長引く原因の一つは、
この「痛み止めの薬を長期に飲み続けている」こと。

 

 

 

 

 

「痛風の痛みが長々と治らず、薬が手放せません」→

 

結局ね。

 

“痛風が痛いから、薬を飲む”→
“薬を飲むから、痛風が長引く”→
“痛風が長びくから、薬を飲む”→

 

・・・と悪循環になるわけです。

 

 

 

とは言え、現実には痛み止めナシでは、
何も出来ないくらい、痛風の痛みは激烈ですので、

 

「痛み止めは一切飲まず、
 歩き回って血流を良くして、
 患部は冷やさず温める」

 

という、やり方が一番早く、痛風が治まる方法ですが、
こんなことを本当に実践すると、痛み倍増です。
ますます悪化して、それこそ、七転八倒の苦しみ。

 

でも、早めに(尿酸結晶が燃え尽きて?)痛風が終息します。

 

 

 

どうすればいいのか。
どうするのが一番良いのか。
難しい問題ですよ、これは。

 

 

私の場合は、
痛風発作が起こったら、
痛風のピーク(発症後、4〜5日目?)の一番痛いときまでは、
患部を「冷やして(冷湿布)」できるだけ「動かないように安静にして」
「風呂も止めて」「痛み止めを飲みます」。

 

でも、夜は、なんとか眠れる程度の痛みになってきたら、
もう痛み止めは飲まないようにして、腫れた患部は
もうしばらく「冷湿布」は続けます。

 

で、もうちょっと日数が経過して、回復したら、少々痛くても
冷湿布も止めます。

 

安静にするのも やめて、できる範囲で動くようにします。

 

 

私は、こんな感じで対処していますが、これが
正しいのかどうかは、わかりません。
個人差があるというか、人それぞれ症状も違うので。

 

 

 

 

━・‥…━・‥…━・‥…━
ねこきち 痛風
http://gout.tokyo/

 

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