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無酸素運動で尿酸値があがる!?
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有酸素運動とか、無酸素運動とか、それがどうしたんだ、
という感じですが、なんでこんな話になるのか というと、
痛風には「有酸素運動が良い」と言われているから、です。

 

ついでに言うと、
痛風には「無酸素運動は (あまり) 望ましくない」とも。

 

 

これは、どういうことなのか。

 

 

「有酸素運動 → 尿酸値を上げない」
「無酸素運動 → 尿酸値を上げる」

 

と、考えられているから。

 

 

通風 有酸素運動

 

 

 

ちなみに、「有酸素運動」というのは、
軽い運動、楽に呼吸しながら継続できる運動のこと。

 

具体的には、ウォーキングとか、軽いジョギング、
サイクリング、ゆっくりとした水泳、とか。

 

で、「無酸素運動」というのは、息を止めて
するような瞬発力系の運動。
100メートル短距離ダッシュとか、ウエイトリフティングとか。

 

はぁはぁ、と その場に
へたり込んでしまうような激しい運動のことです。

 

 

なんで、これらの運動が痛風に良いとか、悪いとか言われているのか。

 

 

痛風の原因は、尿酸です。
血液中に尿酸が過剰になり過ぎてしまうと、
血液の中に尿酸が溶けなくなってしまいます。

 

その基準値が「尿酸値 7.0mg/dl以上」。

 

尿酸値7以上になると、高尿酸血症と診断されてしまい、
また、その状態の人が痛風発作を起こしてしまうと
「痛風」と診断されてしまうのです。

 

 

血液中に多すぎる尿酸。
じゃあ、尿酸をなるべく減らせば いいのね?

 

 

尿酸といえば、プリン体の多い食品の摂りすぎとか、
ビールの飲みすぎで増えてしまうイメージがありますが、
実は、尿酸は体内でも生成されます。

 

っていうか、尿酸は代謝の最終老廃物なので、
その尿酸の原料になる「プリン体」が作られる、ということなのですけどね。

 

プリン体が増えたら、最終的に尿酸に変わるので、
尿酸が増える、ということ。

 

ああ、ややこしい。

 

 

わかりにくい話ですが、先に進みます。

 

 

で・・
尿酸値が上がる、すなわち、体内の血液中に尿酸が増える、
ということは、一般的に「プリン体の多い食品の摂りすぎ」だと
考えられていました。
未だに、痛風のことを「贅沢病」だとか考えている人もいますしね。

 

ですが、本当は、
食事由来のプリン体は「全体の2割」に過ぎなくて、
じゃあ、残りの8割は何なんだ・・というと、
「体内で作られるプリン体」なのです。

 

一昔前の、あの厳しい食事制限は、なんだったんだ・・という感じですが、
今は昔ほど、プリン体の多い食事の制限を強いられることが
少なくなってきているのは、そのあたりのことが、
だんだんと明らかになってきているから、でもあります。

 

 

で、プリン体が作られる「全体の8割」というのは何か。

 

「エネルギー代謝」「新陳代謝」です。

 

 

「エネルギー代謝」というのは、体内の栄養分を
人間が活動するためのエネルギーに変換するときに
プリン体ができてしまうので。

 

「新陳代謝」というのは、人間が生きている以上、
常に、無数の細胞が新陳代謝を繰り返していて、
その古い細胞が壊れて新しい細胞ができるときに、
細胞が核、というものを吐き出すのですが、
それがプリン体になってしまう、ということ。

 

 

というわけでね。
「エネルギー代謝」も「新陳代謝」も
人間が生命活動を行ううえで必須な事象なのです。

 

つまり、これがなくなったときは、人間が死ぬときなので。

 

 

痛風が「体質の病気」と言われるのは、このあたりの事情に
起因しています。

 

生まれつきの体質で、尿酸を多く作り過ぎる体質の人が
いるのです。
そして、そういう人は、痛風になりやすい体質なのです。

 

 

え?
有酸素運動と無酸素運動の話は、どうなったんだって?

 

 

 

通風 無酸素運動

 

 

無酸素運動はね。
その“運動の激しさ”から、息を止めても止めなくても、
瞬間的に(呼吸量が追いつかなくて)著しく酸素不足になるのですよ。

 

で、体内には無数の細胞が、激しい運動によって
酸素不足になると、新陳代謝が促進されるというか、
個々の「細胞が壊れやすくなる」のです。

 

細胞が壊れると「核」を吐き出すので、
それがプリン体になるわけで。

 

 

ということは、無酸素運動をすると、いっきに

 

「体内のプリン体が増加する」

 

ということ。

 

 

有酸素運動なら、ゆったりと呼吸をしながら続けられる運動なので、
体内が酸素不足になることはあまりなく、
それほど、細胞が壊れることも少ないので、
運動しても「体内のプリン体は増加しない」ということです。

 

 

 

 

|★ どこからが有酸素運動で どこからが無酸素運動か
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昔、私が通っていた高校の体育の授業で「柔道」の授業があったんです。

 

その柔道の先生ってのが、ごつい先生でね。
昔、オリンピック代表の最終候補にまでなった、というのが
自慢(?)らしくて、その体をみたら、筋肉の塊みたいな感じで。

 

で、その“筋肉の塊”先生が言うには、

 

「最近の子は、弱い生徒が多いのか、
“腕立て伏せ”の50回もできない、なんて・・信じられんね」

 

・・・・なんて言うのです。

 

 

 

通風 筋トレ

 

 

 

で・・・
まあ、柔道の授業なんで、授業の中の一環として、
腕立て伏せを実際に させられるのですが・・・

 

これはね。
体育の授業なんです。

 

ってことは、いろいろな生徒がいる、ってこと。

 

つまり、部活(運動部)の生徒なら、
腕立て伏せの50回くらい、なんなく こなすかもしれません。

 

ところが、中には 運動の苦手な生徒もいるわけです。
そんな子に、腕立て伏せを強要しても、できっこありません。

 

根性とか、そういうのじゃないでしょう。

 

 

つまりね。
柔道部の生徒なら、腕立て伏せ50回ってのは、
打ち込み、乱取りなどの本格的な稽古の前の、
ただの準備体操なのかもしれません。

 

けど、運動とは縁遠い生徒には、
腕立て伏せ3回すらできないかもしれないのですよ。

 

 

たとえ、腕立て伏せ50回でも、
それが楽に呼吸しながら、体内が無酸素状態にならないのなら、
それは無酸素運動じゃない、ということ。
(実際には、回数を重ねるごとに息苦しくなってくるので、
最終的には無酸素運動に近づくのですが)

 

ところが、回数は3回でも、
腕立て伏せなどの筋肉運動が困難な生徒には、
それは立派な無酸素運動なんです。

 

3回の腕立て伏せでも、精一杯力をいれて
呼吸が苦しくなるまで頑張ったら、それは無酸素運動なんです。

 

 

 

・・・ということで。

 

有酸素運動と無酸素運動の境界線みたいなのは、
分別が難しいですが、「体内が酸素不足になるか、ならないか」
「楽な呼吸で運動を継続できるか、できないか」
で判断される、と思います。

 

ひらたく言えば、ジョギング。

 

太っていて、普段、走ったことがない人なら、
遅いペースで1キロの距離を走った、と。
それが、まるで這うようなスピードでも、
当人が、はあはあ、ぜいぜい・・と座り込んでしまうようなら、
それは、もう立派な無酸素運動。

 

逆に、普段から毎日、ジョギングしているような人は、
前述の太った人と同じスピードで1キロ走っても、
え?
もう終わりなの?

 

・・という感じかもしれません。
呼吸も全く乱れず、疲れもなく、全然物足りない。
もっと走りたい。
ペース遅すぎるので、もうちょっと速く走りたい。

 

こういう人には、前述の人と
同じ距離、同じスピード、同じ運動量でも「有酸素運動」なわけで。

 

 

 

要するに、酸素を無理なく体内に取り入れながら
続けられる有酸素運動が痛風の人には望ましい、と言われている、
ということです。

 

どこまでが有酸素運動なのか、無酸素運動なのか、
という“線引き”は難しいところなのですが。

 

 

 

 

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ねこきち 痛風
http://gout.tokyo/

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